2ntブログ

M~回顧録

今まで、Mとして生きてきた思い出を綴っていくつもりです。 すべての女王様に感謝m(__)m

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

冷水

記憶が飛んでいると言うのは正しい表現ではないかもしれません。
意識が、別の場所へ行ってしまったと言うのが正しいかもしれません。
奈美様の激しい鞭打ちに恍惚となってしまったのです。

これから先、何度となく御調教中に意識を失ってしまうのですが…
この時の興奮は、思い出しただけで倒れそうになる程、刺激的な感覚だったのです。

完全に意識が飛んでしまっているのを察知されて…

《バシャ!》
身体を貫く冷たい感触に驚いて奈美様を見上げると、両手にコップを持っておられ、今まさに右手のコップ入った水を、興奮で我を失いかけているボクに浴びせるところでした。

《バシャ!》

冷水にブルッと身体が震えると、少しづつですが自分を取り戻せるようになれました。
部屋には暖房が利いているので、裸のままでも寒さを感じることは無かったのですが、さすがに2月のコップ水は冷たく身体を包みました。

『ヒィ…』

『お気付き?まだ逝くのは早くてよ。お前が死ぬまでの時間、ゆっくり楽しませていただきたいわ。』

『申し訳ありません。不思議な感覚で…自分でも何が起こったのか…。』

『冷静になれて?』

『は、はい!』

椅子の前で正座の身を正しました。

『さて、まだお前への質問があるわ。お前は一週間の禁欲期間、私以外でもこの○○○を勃起させていると言ったわね?どんなもので勃起させてたのかしら?全部告白してちょうだい。』

《やはり…相当お気に召さなかったのか…》
心の中で呟きました。

今更、この場を嘘で繕ってもボロが出るのは目に見えていたので、全部正直にお答えしました。

『はい。テレビで歌っているアイドルや、スポーツ中継の女子選手などを見て…勃起してしまいました。』

『そう…私よりも魅力的でしたのね?悔しいわ。あんな小娘や、筋肉美人に私が負けるなんてね。』

ボクは慌てて、意味の違いを訂正しました。

『いえ…そう言う事じゃないんです。テレビのアイドルや、スポーツ選手が…全て奈美様に見えてしまって…おっしゃる通り、奈美様とアイドル歌手などを同等に見るなんて、失礼極まりないお話には違いありませんが…。』

『そうでしたの。人それぞれですから…一概には比べられませんわ。でも、少なくともお前はアイドル歌手が私に見えてしまうのは、油断してたのです。』

『はい。アイドル歌手の細い腕や、綺麗な脚を見ていて…油断していました。』

『そう。相変わらず正直ね。
私は正直者に対しては寛大よ。
百人の嘘つきは半人前の正直者には勝てなくてよ(口癖)』

『申し訳ありません』

『謝らなくても良くてよ。どうせ死ぬんですから…ふふふっ。』

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する